先日、柴田PJリーダー(対外プロジェクト)の創業35周年記念式典及び新社長就任式と加藤委員長(次世代校改革委員会)の学校法人設立及び新社長就任式に招かれ、両者組織の式典に参加してまいりました。
まったくタイプの違うお二人なのですが、両者の共通項は2つあり、一つは若くして新社長に事業承継したこと、そしてもう一つは、両者とも美容学校を営んでおり、一気通貫で、自社組織内で理美容師獲得から育成、そして、生涯雇用までのストーリーを描き切っていること、この2つが両者の特徴でした。
長年培った組織づくりにより、地域一番の繁盛店はもとより、今後の理美容業界に必要な要素をすべて含んだ組織体となっており、若手の力でさらに勢いを増し、これからのSPCを牽引する立派な組織づくりをしておられました。
とても学びになる時間を過ごすことができました。
このように、我々SPC会員は人間形成と仲間づくりをしながら、仲間の組織を隅々まで見させていただき、アドバイスをもらったり、その組織のスタッフと関わらせてもらったり・・・
机上の組織論を学ぶのではなく、経営者が月日を重ねて作り上げた組織を間近で時間を共にしながら学べる環境にあります。
これこそ、SPCの財産であり宝だと思っております。
第32代の基本方針の中に『次世代へつなぐ組織改革~組織から学び、組織を作ろう』という項目があるのですが、会員の皆様には、横にいる会員がどのような組織づくりをしているのか?
どんな組織を目指しているのか?など、どんどん仲間の組織に触れて学んでいただきたいと思います。

それと同時に、次世代へつなぐ組織改革という方針のもと、SPCの組織活動を通じて、仲間と未来を語り合い、どんな組織体が今後のSPCに必要なのか?組織としてどこを改善しなければならないのか?という課題に取り組み、その経験や知識を自社組織に生かす努力をしていただきたいと思っております。
来る60周年に向かって突き進んでいるSPCですが、まだまだ組織改革が必要です。20代の経営者から80 代の経営者まで所属し、理容美容のみならず、エステ、ネイルなどビューティーも加わり、益々多様化するSPCにおいて、それぞれが生き生き組織活動をし、愛に満ちた組織活動をするには、常に改革が必要です。
とにかく、組織は人でできており、生き物です。 それ故、風通しが悪ければ腐るかもしれませんし、哲学がなければ基本軌道を外れ、違う方向に曲がるかもしれません。
業界組織で一番大きいSPCとはいえ、多組織から学ぶことも大切ですし、今までの常識を疑い組織の一部をスクラップ&ビルドする必要があるかもしれません。
第32代執行部はこのような気概を持って、次世代へつなぐ組織改革を進めてまいります。
是非、今後も皆様とSPCの未来を語り合い、60周年に向けて新たな組織の姿を描いていきたいと思います。
そして、この組織活動で学んだ組織づくりを自社で生かし、唯一無二の組織を作り出し、自社繁栄へとつながれば最高だと考えています。
引き続き、第32 代へのご協力、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

SPC GLOBAL 第32 代理事長
高橋 潔

SPC GLOBAL 第32代理事長
高橋 潔