2026年5月10日にSPC GLOBALは設立60周年という大きな節目を迎えます。
50周年記念式典が2016年5月10日に行われてから丸9年が経過しました。 本当に月日の流れは早いものです。50周年記念式典では、故横山室長より、直接、実行委員長を命じられ任務を全うしましたが、今回は、直前理事長という立場で60周年を迎え、再び実行委員長という大役を仰せつかることになりました。 50周年の時もそうでしたが、記念式典はこれまでの軌跡を振り返り、組織として未来への新たな一歩を踏み出す貴重な機会なので、記念式典を通じて、SPC GLOBALが目指すべき姿とその先にある100周年へ向けたビジョンを会員の皆さまと共有したいと考えています。

今、60周年に向けて意識していることは、SPC GLOBALは「若い力を意図的に伸ばす組織」でなければならないことです。若い世代の可能性を引き出し、その才能を育てることは、私たちの組織の未来を創る礎になります。
そのため記念式典の開催に向けて若い会員に関わっていただく環境を整え、この60周年を機に次世代のリーダーたちがさらに輝ける一助になればよいと考えています。

次に意識していることは、SPC GLOBALは創設理事長である故横山室長の情熱とビジョンを受け継ぎながら、現代の変化に適応し、未来に向かって進化し続けることです。 過去の歩みに敬意を表し、現在の挑戦を大切にし、未来に希望を抱く。 そのすべてをつなぐことで、100周年という新たな高みへと組織が進んでいくと考えます。

そして最後に、SPC GLOBALの会員一人一人が「SPCグランドデザインのような人生」を送ることを目指し、成長し続けるということです。 SPCグランドデザインとは、単なる計画ではなく、豊かで意味のある人生を送るという役割・使命・天命の意識です。 個々の会員が自己を高め、周囲に良い影響を与え、社会を豊かにする存在であり続けることが、幸せな人生であると示した道標です。

このようなことから、60周年記念式典は、SPC GLOBALにとって、ただの祝典ではありません。 若い力を育み、過去・現在・未来をつなぎ、会員一人一人の成長を支える決意を新たにする場です。 これからも私たちはSPC憲章・理念のもと、理美容業界の未来を切り拓くために邁進してまいります。 ともに歴史を刻み、次なるステージへと進みましょう。

SPC GLOBAL 第32代理事長
高橋 潔