先日、弓弦国際部副理事長と渡辺スタコレ実行委員長他数名で、台湾に行ってまいりました。
自分自身は2020年2月に世界的パンデミックが起こる寸前に台湾に行ったのですが、それ以来3年ぶりの台湾訪問となりました。
コロナ禍でバラバラになってしまった台湾本部を新たに組織化すべく、弓弦副理事長が何度も現地に足を運び、灯を消さぬよう尽力していただいたことで、今回の台湾訪問が可能になりました。
今回の訪問の目的は、今現在所属しているSPC台湾の会員が先頭になり、多団体と組み、技術コンクールを開催するという流れになり、そのコンクールの視察が今回の訪問目的でした。
開催前には台北市庁前で記者会見があり、開催前日のパーティーも盛大に行われ、見た感じは物凄い期待感に溢れましたが、いざ当日のコンクールは?となると、課題も多く見受けられましたが、何はともあれ無事終わることができました。
今回の台湾訪問で台湾メンバー数人と一緒の時間を過ごすことで、多くの学びと気づきがありました。会員さんの商売的背景を知ることで、どんなバランスで台湾メンバーが構成されているのか?や、
会員のSPCに期待している部分を知ることで、今後の組織活動をどのような方向にもっていけばよいのか?などの理解ができ、今後の組織づくりのポイントが見えてきました。
それは、どんなポイントなのか?というと・・・台湾の会員には大きく分けて2種類の会員が存在しているということです。
1つは、数店舗のお店を持ち今よりも理美容室経営を今よりも良くしたい会員と、もう1つは、SPCのネットワークや組織力を使って理美容業界に貢献しながら流通業などの商売したい会員。の2種類の会員が存在しているのです。
いわゆるSPC的組織づくりの原点は前者の会員がベースとなるほうがやり易く、急激に変化はないのですが、じっくり人間形成と仲間づくりをしながら組織づくりをしていく方向が良いと感じました。
その方が確実に台湾にSPCが根付くし、今後の日本との交流もイメージが沸きます。しかしながら、もう一方の方々を排除すべきか?というと、それも違うと感じました。
少なからず、理美容業界そのたビューティー産業に貢献する団体として、日本国内はもちろん海外からもこのSPCの団結力を今後の業界の発展に生かしてほしいという応援があるのは間違いないからです。
台湾のみならず、韓国、そして日本でも、業界の発展にこのSPCの団結力と組織力を生かしてほしいと期待する方々は多くいます。
また、国境の垣根を越えてビジネスしたい方々からすると、この人的ネットワークはとても魅力的であるのは間違いないです。
ビジネスが先行するのは良くないのですが、国境を越えて組織と組織を通じて人脈を作り、教育を通じて世界平和に寄与する活動もSPCには可能です。
それ故、SPCが他団体と交流し、何か業界発展の為、地球生命の安寧の為に貢献できることがあれば、その可能性は広げたいと思っています。
職業の利益追求以前に人間形成と仲間づくりに汗を流すことを全てとする我々だからこそ、垣根を越えてより多くの方々と出会うことが可能です。
今期第32代では、国内外問わず、積極的に他団体とつながる意識を持ち、業界発展に寄与する活動もしていきたいと思っています。
引き続き応援をよろしくお願いします。

SPC GLOBAL 第32代理事長
高橋 潔