先日、第29代興自歴代、横田直前理事長、そして、資質表現教育協会副会長田口先生と事務局石井さんの5人で下村博文代議士と面会させていただく機会がありました。
下村代議士は以前文部科学大臣を務め、現在も27年間国会議員をされているベテラン代議士なのですが、彼の政治信念は『日本の教育改革』であり、現在も超党派で『教育立国推進協議会』を推進している方です。
その『教育立国推進協議会』で論議される大きなテーマが2つあるらしいのですが、一つは『Well-being』(ウェルビーイング)で、もう一つは『Reskilling』(リスキリング)というテーマです。
私自身はこの『教育立国推進協議会』に参加したことはないのですが、この協議会に参加している第29代や田口先生、石井さんから内容を聞くと、どうやら、この2つのテーマを軸に協議がなされているそうです。
私は、今回の下村代議士との対談の際に、その点について質問させていただきました。
まず、『Well-being』とは?がわからなかったので尋ねると…。簡単に言えば『幸福度UPすること』だそうです。
日本人は自己肯定感が低い民族らしく、それを変革するには『Well-being』的思考が必要で、企業もこれからは『Well-being』経営でないといけないとおっしゃっておりました。
私は「Well-being経営」とは?どいうことなのか?を後日調べてみると…それは、企業が単なる業績向上だけでなく、従業員の幸福感や健康など、全体的な福祉を重視する経営方針を指すそうで、これは、単に経済的な成果だけでなく、労働環境や社会的な側面にも焦点を当てる考え方で、Well-being経営の目的は、『組織全体とそのメンバーが持続可能な幸福感を追求し、長期的な成功を達成すること』だと書いてありました。
私は、その記事を見て、SPCが求めている経営は結局『Well-being経営』なのでは?ということに気づかされました。スタッフが健康で幸福な状態で働ければ、創造性や生産性が向上し、会社全体が持続可能な成功を収めることを求め続けているからです。
しかしながら、よく考えてみれば、Well-being経営=理念経営=SPC的経営ということで、決して新しい考え方ではないような気もします。が、いずれにしても、SPC哲学及び教育文化部で進めている資質表現教育や太陽の会含め、SPC的経営は今後日本が必要としている『Well-being』思考であると言えます。
これから、私は意識的に『We-being経営』という言葉を多用しようと思っています。そして、SPCサロンがこの『Well-being経営』の先駆者として世の中に発信できるよう努め、日本の教育における課題を理美容ビューティー業界から世の中に提議できるように
していきます。SPC GLOBALは世界から見れば小さい団体ですし、日本国内でもまだまだ力の弱い理美容業界のボランタリー団体です。しかしながら、団結のエネルギーはどの団体にも負けません。共に、日本の未来を担う気概でSPCを盛り上げ、これからの日本を背負って組織活動をしていきましょう。
SPC GLOBAL 第32代理事長
高橋 潔