夏目漱石は、小説の『草枕』中で「智に働けば角が立つ情に棹させば流される意地を通せば窮屈だ、とかく、人の世は住みにくい」と人間関係の調和の難しさを言っています。生きて行くにはこの「智と情」に加え、自分の目的に向かう「意」も重要で、自分の船を操縦するのは自分ですから、周りの状況に流されずに目的を目指す「意」です。