京美容室(新潟県上越市)の関原英里子さんが、10年前に経営の勉強を始めたときから経営者として心がけているのが「社員の声に耳を傾けること」です。

スタッフを第一に、美容室を経営していくことが大切だと思い定めたと言います。

そのために実行しているのが全スタッフとの交換日記。
メールやメッセンジャー、LINEのやりとりではなく、手を動かして書くことで心の声、本音が出るのではないかと考えたのです。

交換日記を始めてみると、ミーティングでは発言しないスタッフからも、さまざまな話を聞くことができるように。
家庭の事情が語られたり、他人には言いにくいような話も出てきます。

交換日記の中でアドバイスできることもあって、職場の風通しは格段に良くなりました。

各店舗はマネージャーが管理し、事務担当職員がスタッフから上がる要望を交通整理するという組織づくりもうまく回っています。

お店を動かしているのは従業員なら、従業員が笑顔で働けるようにすることが経営者の仕事です。

スタッフにも「お店にいる時間は長い。生きている大事な時間を会社に費やしているのだから、笑顔で働いてほしい」と伝えています。

<取材協力>
京美容室(新潟県上越市)
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