美容室アエラスAeolusとラナAeolus Lana(神奈川県相模原市)を経営する桂辰麻さんが、この10年こだわってきたのがオーガニック系のカラーです。
人工染料でかぶれる、しかし白髪は気になるのでヘナなどオーガニック系の染料で染められないかというニーズに応えたもの。
桂さんは、2023年に日本の人口分布は50歳以上が過半数になるという通過点を見据えて、オーガニックカラーに特化した経営に踏み切りました。
もともとカラーリストの資格も取得し、カラーには関心が高かったとのこと。
トラブルに対応するオーガニック系カラーを扱ううえで、最も大切にしているのがカウンセリングです。
お客様が何を望んでいて、過去にどのような染料を使ってトラブルが起きたのかを聞き出し、アレルギー体質なのか、一時的な接触性皮膚炎なのかを見極め、そのお客様に合ったカラーの種類を選ぶことが求められます。
色にこだわるよりも頭皮の健康を優先するのか、色にもこだわりたいので多少のリスクがあってもチャレンジしたいのかを知ることが第一です。
使っているのは、天然成分由来89.96%のオーガニックカラーなど10種類ほど。
アエラスではカラーのカウンセリングができるようになることがスタイリストデビューの条件でもあります。
「今まで試したカラーは全部ダメだったけど、初めて自分に合うものに出会った」というお客様も少なくないそう。
こうなれば、お客様は店を離れることがありません。
<取材協力>
Hair Design Aeolus/Aeolus Lana
https://aeolusk.jp/
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