菅伴樹さんが、理容室es for men（北海道釧路市）をオープンしたのは５年前。
一人で始めた店は２店舗目をオープンし、スタッフは毎年のように求人して５名となった。
求人の計画はスタッフにも宣言し「いい人がいたら教えてね」と伝えている。
その結果、スタッフの友人や先輩が入社したり、お客様である高校の先生から就職希望者を紹介されたり、順調に人材確保ができている。
教師の目で見ても、スタッフの雰囲気がよく、教え子の就職先として相談しやすいオーナーなのだろう。
菅さんは、集客はお店の仕事、お客様をリピーターにするのは担当したスタッフの仕事と、割り切っている。
ホットペッパーをメインに集客し、１か月で80-90人のお客様を呼び込んだこともあるという。
そして、スタッフには「うちなら売上を上げるチャンスがある」と言って、接客と技術に専念させている。
ただし、SNSによる広報については各店にSNS担当者を置き、定期的な投稿を指示。
担当者の責務は率先して投稿すると同時に、他のスタッフを巻き込んで投稿する体制をつくることと指導している。
投稿の方法は個人の裁量に任せ、ダメ出しすることもない。
一つNGとしているのはスタイルだけの投稿。愛される理容師・愛される人になること、人間的な部分で関係をつくることが大切だと考えているからだ。
集客の義務はないが、マメにSNS投稿するなどの努力をしているスタッフは店として応援する方針。
ホットペッパーなどを見て訪れる新規客を優先的に回している。
＜取材協力＞
es for menエスフォーメン（北海道釧路市）
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