東京都墨田区で理美容サロンNEO Hair３店舗とBARBER-BAR１店舗を経営するのは兼古卓弥さん。2013年、40歳の誕生日を機に経営に専念。失敗の中から企業の成長にはブランディングが不可欠と気づいて舵を切り、一昨年、昨年と新卒を各10人採用するなど、確実な成長を目指してパワフルな経営を行なっています。
兼古さんは、1971年に兼古さんの父親が創業した「カネコ理容室」の２代目です。
理容師の資格を取得後、26歳まで東京都理容環境衛生同業組合理事長の稲葉孝博氏に師事。
後継者として父親のもとへ戻ると、店舗を理容サロン「NEO Hair」に名称変更。
理容競技大会に東京代表選手として全国大会出場、2003年にはMENSファッショングランドチャンピオンに輝くなど、技術者として活躍し、俳優の専属スタイリストを務めていた時期もありました。
2004年に２代目に就任。2013年までに、理美容の新店舗を次々と５店舗オープンし、2015年、うち２店舗を移転統合して全4店舗としました。兼古さん自身、美容師資格も取得しています。
その間の2008年に株式会社NEOとして、組織を法人化。
技術力の高いトップスタイリストとして店舗拡大を牽引してきましたが、40歳で現場を引き、経営に専念することにしたそうです。
東京都理容環境衛生同業組合の理事長、理美容経営者のための勉強会SPCグローバルなど、多くの先輩経営者から企業成長のノウハウを学んできたので、やるべきリストを手に次々と施策を実行。順風満帆のスタートだと考えていましたが、予想に反して、やるべきことの多さに現場が混乱し、幹部陣とスタッフの考えに乖離が起こり、スタッフが辞める事態に陥ったのだとか。
そんな経験から、経営には、やらないことを選び、スタッフを巻き込み、お客様に認知されるブランディングが不可欠と考え方を変えてきたのだそうです。
＜取材協力＞
NEO Hair／株式会社NEO（東京都墨田区）
http://www.neohair.net/
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