牧口晃次さんは、岐阜県岐阜市の美容室LUCIDO STYLE BOGL(ルシードスタイルボーグル)のオーナー&トップスタイリスト。他店にはない魅力を打ち出して、集客に成功しています。その際、美容師の時間単価を上げる方向で、お客様のニーズを満たすように工夫。独自の魅力とお客様の需要を掛け合わせて、美容師が夢を持って稼げる仕組みを追求しています。

牧口さんは、2009年当時の広告も紙媒体が主流だった時代も、今のSNS時代も、変わらないことが一つあると言います。他店にはないものか、他店よりも安いか、いずれかの魅力が必要だということです。

当時流行っていたデジタルカールは、独自のメモリーカールとして打ち出したり、エアウエーブが流行り出すと、デジタルカールとエアウエーブのいいところどりをして独自のネーミングで提供したり。いずれも人気が出たそうです。
アシスタントは、シャンプーとスパで他店にはないサービスを提供させる工夫もしました。

初月100万円だった売上は、こうして200万円を達成。
想定外の危機を乗り越えることができました。

日本中に美容室は今も増え続けています。
価格競争に巻き込まれることがないように、他店にはないものを作っていくことが、今後ますます大切になると牧口さん。

そして、同時に美容師の時間単価を上げる仕組み、サービス開発が重要だとも言います。
ストレート(縮毛矯正)に4-5時間をかけて2万円では、値段は高いが、お店の占有率が高く、お客様もつらい。一方、髪の広がりに悩んでいるだけのお客様にはトリートメント寄りのストレートをスリムトリートメントと名付けて所要1時間1万円で提供。
ストレートの場合は年1-2回の利用で、年間売上4万円のところを、スリムトリートメントは2か月に一度の利用で年間売上は6万円になると、計算します。

牧口さんは、美容師が夢をもって稼げるようにしたい、そのためには売上を上げることが必要で、美容師10分あたりの売上が争点になると考え、工夫しています。

お客様の需要にもアンテナを立て、今年(2021年)、敷地内にコインランドリーをオープンしました。お客様サービスと同時に、コインランドリーからの集客にも注視しています。

<取材協力>
LUCIDO STYLE BOGL(岐阜県岐阜市)
https://buff.ly/3kEXhMQ

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