塩入一樹さんは、長野県東御市で「hair & make Sawa東御店」とエステサロン「to unfurl」を展開するオーナー美容師。Sawaグループ独自のフレンドリーチェーンとして独立しました。
フレンドリーチェーンとは、いわゆる暖簾分けのようなもので、ロイヤリティ(加盟金)は不要。スタッフに対して、長年、貢献したことへの感謝を表す恩送りのようなシステムです。
塩入さんのただ今の課題は、先輩オーナーたちに倣って10年以内に自社からフレンドリーチェーンを出すことだと言います。
フレンドリーチェーンの店舗は、数年、塩入さん自身が経営して軌道にのせてから譲るので、まずは2店舗目の物件探しから着手予定。娘さんも美容師修行をしているベテランスタッフは、カラーとヘッドスパが得意なので、カラーの専門店を考えているそうです。
美容室もエステサロンも、お客様のリピート率が高く、順調なのは、カット、パーマ、カラーだけでなく、コルギやネイルなどトータルビューティを提供し、お客様満足を重視していることが理由の一つだと塩入さん。
一方で、スタッフ一人当たりの売上が高く、月額100万円を超えることもあるとのこと。
これは「1時間に6000円を稼ぐ」という目標をスタッフで共有して実行できているからで、カットなら1時間に2人のお客様を仕上げる必要があります(エリア的にカット単価は3500円から4000円といったところ)。
結果として早い!
数をこなすことで技術が上がり、売上にも貢献。
貢献した人にはフレンドリーチェーンで独立を支援するのがSawaスタイルです。
2012年の独立から9年間、順風満帆だったかと言えば、事業拡大に失敗して1000万円ほどの借金を抱えたこともあったそう。
美容の仕事が好きなので、この先もずっとスタイリストは続けたい、と話してくれました。
<取材協力>
hair & make Sawa 東御店(長野県東御市)
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