愛知県岡崎市の株式会社Cubeは、Cube岡崎井田店、ルシードスタイルキューブ岡崎百々西店、髪質改善arms cube、Cube Nail岡崎大樹寺店の4店舗を運営。代表の馬場吉孝さんは、客単価を上げながら、客数も伸ばすという好循環を生み出しています。

両親が始めた床屋を拡張改装して理美容店とした1店舗目が40坪。一時、借入金の返済にも困るほどの事態に陥りましたが、スタッフを雇い入れて売上を回復させると、馬場さんは多店舗展開へと事業を進めました。
2店舗目は、メンズとレディースが店内できっちり分かれているルシードスタイルのユニセックスサロンで45坪、3店舗目が髪質改善に特化した50坪と、店舗の規模も順に大きくしています。

理美容店で求人を始めたタイミングで、有限会社モモタローヘアーハウスという社名を株式会社Cubeに変更。桃太郎では床屋の色が強すぎて、女性スタッフが集まらなかったからでした。

ネイルサロンはお客様からの要望があったこと、スタッフの中にネイルを志望する子がいたことでオープンしたそうです。

スタッフが50人の規模になり、福利厚生や給料UP、労働時間の改善などを考えるようになると、客単価6000円の限界が見えてきました。
もともと客数は多いので、営業時間を長くすれば売上は上がり、給料も上げられるのですが、労働時間が長くなってスタッフが疲弊してしまいます。

そこで、客単価を上げることを決意。客数が減っても売上は維持できると踏みました。
頑張っているスタッフに喜んでほしいので、福利厚生を充実するためには必要だと考えたそうです。

客単価を6200円から8500円に上げると、ボーナス支給、給与UP、休日を増やしました。
スタッフの定着率が上がると、客数はむしろ増えていったのです。

<取材協力>
株式会社Cube(愛知県岡崎市)
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