小川公平さんは、長崎県大村市で、男性向けサロンhair crew From-Oと女性向けサロンORiVERの2店舗を経営。2015年に夫婦二人で開業して以来、順調に売上を伸ばし、スタッフも10名までに。この間に辞めるスタッフは一人もいなかったという稀有なサロンです。
男性向けサロンhair crew From-Oが30坪にスタッフ5人体制になるのと同じ頃、店舗兼住居の8坪を女性向けサロンとしたORiVERもスタッフ5人になり、手狭に。
2店舗目の時と同じく、移転先がなかなか見つからない時期があったものの、hair crew From-Oの3軒隣が空き、条件も良かったので、2021年7月に移転。店舗兼住居のサロンスペースは事務所となりました。
小川さんのスタッフへの接し方は、まず、やってみせるというもの。その上で、やらせて失敗させて、考えてもらうというスタンスです。「お客様が大切なのは当たり前。スタッフの成長はより大切」と小川さん。
多少できなくても、チャレンジさせて、問題があればオーナー自身がフォロー。
チャレンジすることが大切で、成功・失敗はそれほど重要ではないと言います。
初めにアシスタント入社した2人は入社4年でスタイリストになり、売上も上げているとのこと。中途採用したスタイリストが年末に独立するので、男性向けサロンは、オーナーを入れてスタイリスト3人、また新たに入社した男性アシスタント2人の体制になります。
スタッフは来る者を拒まず、応募があれば採用。こうしたスタンスは、妻がいる女性向けサロンORiVERも同じです。
会社の理念は「共に悩み、共に学び、共に嬉しく。」としてチームワークを重視。
スタイリストの給与体系には、基本給+歩合+売上に応じた一律手当てを導入して、協力して売上が上がれば全員が潤うようにしています。
給料は手渡しで、その際に全員と個人面談を行うほか、自宅でのBBQパーティや居酒屋での家族ぐるみの飲み会などで交流を深めるようにしているとのこと。
経営を学びながら、スタッフの幸せを第一に歩んできた結果が定着率に直結しているようでした。
<取材協力>
hair crew From-O/ORiVER(長崎県大村市)
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