北海道深川市で美容室FINE3店舗の承継を控え、スタッフを率いているのが武田将尚さん。
各店に、店長・チーフを配置し、自身が常駐する本店の深川店から福袋販売を定着させる、着物販売店と提携して成人式向けに展示会を開催するなど、売上UPの施策を打って、スタッフの待遇改善を進めています。
武田さんが初めに取り組んだことの一つが、各店の店長・チーフへの権限の付与。その上で、考え、責任感を持つように教育することだったそう。
当初は役職に就けば、仕事が増えるだけなのではと抵抗していた候補者も、話し合いを重ねて会社がめざす方向を共有することで、4年ほどで店舗を任せられるまでに育ちました。同時に働き方改革を進めて、報酬を上げ、役職ワークの時間を就業時間の中に取るなどの体制づくりをしてきた結果です。
福袋は、本店である深川店からスタートして5年。毎年、右肩上がりの販売実績です。
福袋の商品は、電気針ブラシや、ファンデーション、まつげ美容液などのエステ商品、艶髪になるドライヤーやスタイリング剤、メンズ商品など7〜8種類。商品と値段が一覧できるアルバムを手書きで作成しています。
全商品10%以上の割引額を設定、ふだん使っているシャンプー&トリートメントをまとめ買いするチャンスでもあるので、お客様の認知度が上がり、楽しみにしてくれるように。
11月・12月を予約期間とし、12月・1月で手渡しします。
スタッフはいい情報をお客様にお伝えする・教えてあげるという意識。
「○○さんには、これがおすすめ。是非お試しください」「私達も使って、こういう風に変わったんです」「これ、すっごい使い心地良くて」などと言うだけなので抵抗感がありません。お客様がきれいになる、喜んでくださるのを、スタッフも喜ぶという図式ができています。
本店の実績を見ていた、他の2店舗にも昨年(2020年)から導入することができたそうです。
<取材協力>
美容室FINE(有限会社ファインコーポレーション)
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