長谷川智子さんは、福岡県志免町で、美容室「VAN COUCIL」「Sweet Ravir」「Ravir ame」と理容室「ヘアサロンはせがわ」を経営して32年目。理容室を経営していた母親の要請で20歳で実家に戻り、美容室の経営に携わるようになりました。

長谷川さんは、中学卒業後に美容専門学校へ入学し、美容室で修業をしていた20歳のときに、床屋を経営していた母親から「美容室を出店するから帰ってくるように」と呼び戻されたのだそう。

修業中の身だった長谷川さんは、修業先の店長をスカウトして、3人で美容室をスタート。早々に経営にも関わるようになり、3年目に店長が独立した後は美容室の経営を引き受けてきました。

そんな頃、母親が美容室の2号店を計画。自宅兼理容室を改装して、美容室を併設オープンしたのです。
長谷川さんが計画を知ったのは、すべての準備が整ったあとだったとか。しかし、2号店はうまくいかず、1年ちょっとでクローズすることになり、膨大な借金だけが残りました。

客単価1万円前後の美容室を理想としていた長谷川さんでしたが、この時は母娘で相談し、カット1500円の低価格ファミリーサロンのフランチャイズに切り替えたのだそう。
すると、大ヒット。3年で3000万円の借金を返済することができました。

厳しい状況にも、スタッフが付いてきてくれたことが大きな幸いだったと長谷川さんは言います。

<取材協力>
有限会社はせがわ(福岡県志免町)
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