広島県広島市で、美容室「emotion」「le Lien」「Lien amour」「tronc」の4店舗を展開するのが、株式会社growingの森浩史さん。4店舗で修業をしたのち、28歳で独立、12年で4店舗、社員25人に育て上げています。
ヤンチャな学生時代を送ったという森さんは、高校を通信で卒業後、手に職を付けて独立するために美容師になることを選択。美容専門学校には同級生とは1年遅れて入学しました。
専門学校を卒業して最初に入ったサロンのオーナーが、理美容経営者の勉強会SPC GLOBALのメンバーでした。森さんは年でスタイリストデビューを果たしたというのですから、気合を感じます。
4店舗で修業したのち、手元資金はないまま独立を計画。準備費用を最小限にするために居抜きを探し、手付金を打った頃、修業1店舗目のオーナーから電話をもらったのだそう。
「元気にしてるか?ちょっと飲もう」と誘われて、飲むことに。
この席で独立を報告すると、契約予定の店を見てくれるとになって、明け方の町を店の検分に向かいました。
そして、場所が良くないこと、スタッフを1人または2人雇っていっぱいの規模では、人も育たず苦労することになるという指摘をうけ、キャンセルを決断。
新たに店探しをしましたが、なかなかいい物件が見つからず、最終的にはアドバイザーとなったオーナーの店を買い取る形でスタートを切りました。
オープン1ヶ月前にSPC GLOBALにも入会。銀行から資金を借り入れる方法なども教えてもらって、はじめに900万円を借り入れ、夫婦2人にジュニアスタイリスト1人の3人体制で店を始めました。
広告費もかけたので、当初3ヶ月は売上80万円に対して広告費が50万円以上、毎月50万円の赤字が累積するという状況で、銀行からさらに300万円を借り入れました。
一度目と違って、店があるのでこの融資はすんなり受けられたそうです。
<取材協力>
株式会社growing(広島県広島市)
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