松島貴規さんは、大阪市寝屋川市に拠点を置く美容室Dukaグループからスタートし、保育事業、人材派遣事業、中国輸入、メーカー事業と幅広く事業を展開。34歳で理美容経営者の勉強会SPC GLOBALに出会い、社員100人の目標を設定した時から快進撃を続けてきました。

松島さんは、2009年にSPC GLOBALに出会い、経営の勉強を始めました。
当時、先輩経営者から教えられたのが「これからの時代は店販と次回予約」だったそう。2010年に2店舗目をオープンすると、近隣の美容室で店長会議を見学したり、朝礼・終礼を導入して毎日2店舗を巡ったり、「小さい規模のうちに、経営者としてあぐらをかくな」という教えに従って、朝一番に出社して店を開け、タオルを畳む、最後に店を閉めてでるといった日々を過ごしました。

お金もない中で、営業時間外は始発から終電まで、月に10万枚のチラシをスタッフ4人で配って歩いたこともありました。
「残業代が出せるような状況にはなかったが、今も苦労とともにしたメンバーが残っている」というのは、社長の真摯な姿勢がスタッフの心にも響いたということです。

2014年末、5年で5店舗に拡大したところで、求人に苦戦。松島さんは、業界を見渡して求人難の時代に入ったと判断すると、路線の見直しが必要だとして、内部充実を図ることにしました。
「それまでは勢いだけで進めてきた」ので、給料の見直しなど労働環境を充実し、技術や接客力の底上げを図るために指導者を入れ、3年をかけて客単価upを目指したのです。

そんな中でスタッフ2人が出産のために一時休業に入る際、復帰時には保育所を用意することを約束。初めは「美容室に併設するキッズルームのつもりだった」そうですが、2017年、保育園を開業。50坪に定員19人、ほぼ年中無休で、一時預かり、病児保育もするので、保育士、看護師、調理師などパートも含めると20人が働く場所になりました。

人材派遣業も、自社の人手不足を補う必要から始めたとのこと。スタッフ確保に奔走する店長の負担を減らしたいという思いからでした。
人材派遣業を軌道にのせるまでに5期かかったそうですが、今では、トラック運転手、事務員、保育士なども扱っています。

<取材協力>
Dukaグループ(大阪府寝屋川市)
https://www.duka-group.jp/

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