山形県酒田市で美容室5店舗を経営しているのが株式会社アトリエピカソの伊賀 星史郎さん。父親が創業して6店舗にまで拡大した組織を引き継ぎ、10年になります。アトリエピカソの名前のとおり、強みはクリエイティブであること。ヘアショーへの参加やプロモーションビデオ制作に独自性が表れています。
伊賀さんは、家業を継ぐ立場にあるという意識で育ちましたが、親に敷かれたレールに乗ることに抵抗があり、美容以外の仕事を転々としていました。
それでも、美容師資格は通信で美容学校に通って取得してあったそう。
いよいよ美容業界でやっていくしかないと考えたのが24歳のとき。それまで承継については何も言わなかった父親から「社長は孤独。手伝ってくれ」と言われ、観念したのだそうです。
そこから、父親が理美容経営者団体SPC GLOBALで親しくしていた秋田県の美容室経営者のもとで4年間修業し、28歳でアトリエピカソに入って15年になります。
3年ほどで現場を離れ、経営を学ぶためにバックヤードを担当するようになっていたのですが、5年目に父親が急死。特に持病もなく元気に過ごしていた父親が趣味のサックスを吹いていて突然倒れ、そのまま逝ってしまったことで、経営的にも混乱。通帳や印鑑の保管場所の引き継ぎさえしていなかったのだそうです。
その後、半年ほどで、50名いた社員はベテラン幹部を中心に半数が離脱。父親の生前から独立が決まっていた人もいれば、この間に退職となった人もいました。
一方で、新たに20名が入社。中には、出産・育児退職をしていたベテラン美容師が「社長が夢枕に立った」と戻ってきたケースまであったそう。店に強盗が入ったり、プライベートでもトラブルがあったりと、大波乱の時期でした。
<取材協力>
株式会社アトリエピカソ(山形県酒田市)
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