▶︎横山健治さん談話 vol.02/03

有限会社フィールドの代表横山健治さんは、理美容経営者団体SPC GLOBAL創設理事長であった父親から引き継ぎ、兄が率いるNeoliveブランドを美容師&経営者として支える一人。Neoliveは、SPC最大のブランドで、現在、23社で約80店舗、約1100人の従業員を擁しています。

Neoliveはフランチャイズで傘下を広げているブランドです。約80店舗のうち半分が直営、ほかはNeoliveで育った美容師がフランチャイズ独立して拡大しています。

本社が店舗展開を進め、店長クラスを経験したスタッフが店舗を引き継ぐ形でブランド内独立を果たすというスタイル。
ユニークなのは、23社の代表が、経理、福利厚生、流通、人事、教育、広報、求人、集客など、それぞれ得意とする分野を統括するシステムであること。Neolive本部に、さまざまな事務機能を集約し、美容師育成のためのアカデミーを開催する部屋、代表者会議等のための会議室なども備えています。

Neoliveには幅広い分野があります。
そのなかで、健治さんが牽引するひとつが和装に関するアカデミー部門。
20年ほど前に健治さんが始めた和装サービスは、年間で、成人式2000人、卒業式3500人を手掛けるに至っています。
これが可能なのは、社内の女性スタッフが着付までできるため。アカデミーに着付、メイク、和髪があり、成人式、卒業式、ゆかた、ブライダルに対応できるようスタッフを育てています。

健治さんは10年ほど前からアイラッシュも展開。有限会社フィールドでは、アイラッシュ専門店3店舗とサロン2店舗を経営しています。
Neoliveブランドは、バックヤードの業務をグループ全体で担うことで効率的、効果的に動いていますが、店舗経営には各オーナーの個性や考え方を反映しています。

サロン内でアイラッシュを行うサロンが多い中で、健治さんはアイラッシュ専門店を展開して成功。スタッフの定着率も良いので、Neoliveのアイラッシュ専門店でフランチャイズを育てるために、店舗展開を進めているところです。
店長に店舗を担当させ、次の店長を育てるという方針で、本人が望めばいずれはブランド内独立もできるというものです。
経営支援を受けながら、経営を学ぶ機会を得られるフランチャイズには利があります。
Neoliveブランドのフランチャイズ店は順調に拡大を続け、孫世代のフランチャイズ展開が進んでいます。

<取材協力>
Neolive(有限会社フィールド/東京都)
https://www.neolive.co.jp/salon/