▶︎弓弦 亙さん談話 vol.03/03

茨城県古河市で、「ヘアメイクAO」4店舗を展開する弓弦亙さんは、倒産の危機を免れると、SPC GLOBALの活動を通じて組織運営の哲学を学び取り、自社にも組織運営を導入。V字回復して、店舗展開にも社員確保にも成功して成長を続けています。

弓弦さんがなんとか「ヘアメイクAO」の経営を安定させた頃、SPCメンバーから「そろそろ戻って来い」と声がかかりました。弓弦さんは1年かけて現場を離れる準備をして復帰。この時、46歳、社員は8人になり、SPC退会からは4年が経っていました。

社員が10人前後になると組織運営には、やり方ではなく、あり方、哲学が必要になると感じていたことが、復帰の動機でした。
地域のSPCが衰退していたタイミングで、最初の4年は県のリーダー、次の4年は東関東エリアのリーダーを任されることに。組織のリーダーを務めることで、成功している先輩経営者に触れ、哲学を学ぶ機会になると考えたのです。

組織運営を任されると自社が疲弊するというパターンもあることを知っていたので、自ら望んでエリアのリーダーに立つと同時に、絶対に事業も伸ばすと決めていたそう。
ところが、1年目は、自分でいろいろ動いてみても人が付いてこない、思い描いていたようには動かないことを経験しました。

そこで先輩経営者からアドバイスされたのが組織づくりでした。組織図を作ることで、それぞれの役割があることに気づくと、2年目からは各担当メンバーに権限を渡して、それぞれが考えた案を提案してもらうように、あり方を変え、組織が動き始めることを実感。
自社にもこの考え方を導入して、変えていこうと思うに至りました。

この頃、父親に返却してあった実家の店を売却する話が出ていたので、銀行で借り入れをして住宅として購入。
2年後の2017年に1階を「ヘアメイクAO Hanale(ハナレ)」としてオープンし、40坪2店舗の体制になりました。

それまでは名ばかりだった店長に、役割・責任・権限を委譲。お金も預けることにして、自社でも組織づくりに成功したのです。

2018年、「ヘアメイクAO Hanale」内にエステ部門「Kao-Jimエステ」をオープン。
同年、事業内容を整理して、理美容エステ事業を有限会社ティンクから切り離し、代表者弓弦亙の個人事業として引き継ぎ、有限会社ティンクは個人事業で運営する2店舗と未来の事業計画であるFC店舗・のれん分けのコンサルティング業務と管理・レンタル業務、人材育成業務を事業の柱としました。

2020年、「ヘアメイクAO C-aL(シーアル)」をオープンし、 既存店の「ヘアメイクAO」を改装して「ヘアメイクAO Tiam(ティアム) 」に名称変更。
2022年、「ヘアメイクAO Perche(ペルシュ)」をオープン。 Hanale・Tiam・Percheの3店舗内に新事業 まつ毛エクステのブースを設置、スタッフは30人と、快進撃を続けています。

<取材協力>
ヘアメイクAO(株式会社AO・有限会社ティンク/茨城県古河市)
https://www.ao-smile.com/

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