小さなサロンでは新人教育に様々な悩みがあります。
「営業終了後にオーナーや先輩技術者が指導するため、教える側・教わる側、双方の負担が大きい」「一回当たりのレッスン時間が短く、一通り習得するまでに2〜3年要する」「教える側のスキルにより、教わる側の習熟度やモチベーションに差が出る」など。
そのような悩みを解消すべく、埼玉県のサロン経営者が集まるSPC埼玉本部は『埼玉ワールドアカデミー』を立ち上げました。
加盟店から新人スタッフを集め、「1年でデビュー」することをテーマに勉強します。カット技術を中心に、ケミカル知識、ヘアカラー、パーマ、カウンセリングなど一通り学びます。
講師の阿邉靖さんは、ヘアスタイルの『つくり方で』はなく『自ら考え、形にすること』を中心に指導しています。
『自分はお客様に何ができるのか』を徹底的に考えられる美容師を育てることが、早期育成の鍵だと。その甲斐あり、「すでに、2〜3年目のスタッフより入客している」などの嬉しい声が、オーナーさん達から届いているそうです。
自店だけでできないことは、他店と共に力を合わせて・・・という教育もこれからは必要なことですね!