1976年8月25日、愛知県岡崎市生まれ。理容美容専門学校を卒業後、理容室で6年間、美容室で3年間の修行を積み、実家の理容室『モモタローヘアーハウス』に就職。理容・美容のWライセンスを武器にキャリアを重ね、2013年に独立創業。現在は、愛知県岡崎市内で3店舗『HAIR MAKE Cube 岡崎井田店』『LUCIDO STYLE Cube 岡崎百々西店』『髪質改善 arms cube』を運営している。

画像 画像

“Wライセンス”を武器に、実家の理容室をリニューアル!

実家が営む愛知県岡崎市の理容室『モモタローヘアーハウス』の2代目として、高校卒業後に目指したのはもちろん理容師の道。地元の理容専門学校を卒業後、東海市の理容室で6年間修行し、さらに3年間美容室で修行した。「その頃『ビューティフルライフ』というドラマが流行っていて、ミーハーではありますが美容師にも興味が出てきたので、通信で美容師免許を取得したんです」
その後、実家の理容室へ就職。理容・美容のWライセンスを武器に理容所・美容所の両登録を行い、店名を『Cube(キューブ)』に変更。店舗を改装して、女性客の獲得を狙った。「6年間の理容室勤務の経験から、平日昼間はお客様が少ないことは分かっていました。会社勤めの男性は、土日もしくは平日夕方以降の予約がほとんど。なので、専業主婦や高齢女性なら平日の日中に来てくださるのでは、と考えました」

画像

女性客獲得のため、大胆な“半額チケット作戦”を決行!

しかし、元々が地元密着型の正統派理容室だ。何もせずに女性客が来てくれるはずもなく、閑古鳥が鳴いている美容ブースを眺めてはため息をつく毎日。そこで、ある大胆な作戦を決行した。「女性が使える半額チケットを常連のお客様に配って、奥様や知り合いの女性を紹介していただきました」
すべてのメニューが半額というインパクトもあり、女性のお客様が殺到。「店舗の改装時にセット面を5席から8席に増やしていたのですが、当時は父と母と私の3人で回していたので急に人手が足りなくなってしまって。美容師の友人に声をかけて、お店に入ってもらうことにしました」
スタッフを雇うことになり、初めて給与の問題に直面。お客様は増えたものの、半額チケットの影響が大きく、まだまだ売上を支えるリピーターの獲得には至っていなかった。「家族経営なので、給与はどんぶり勘定なところがありました。僕自身、実家暮らしで金銭面でも親に頼っていた部分が大きく、給与としてもらっている金額に不満はありませんでした。ただ、こちらから誘ったスタッフに対しては給与面でしっかり応えなければと思い、店舗展開も視野に入れてあるセミナーに参加したんです」

画像

SPCに入会後、売上拡大で“念願の2店舗目”オープン!

セミナーで近くに座っていた経営者の方が、あるSPC会員と知り合いだった。「店舗展開について詳しい話が聞けるということで、三重県のSPC会員さんを紹介していただき、すぐにSPCへ入会しました。タイミングってあるんですね」
SPC会員として第2・第4月曜日のメディア会議に出席するようになり、アドバイスを受けて新規顧客獲得のためのチラシ制作に着手。「実は、最初に作ったチラシは失敗に終わりました。制作に25万、配布に25万、計50万もかけて来てくれたお客様はたったの8人。失敗の原因は、僕がSPCが教えてくれた通りにやらなかったこと。『カット&カラーのセット料金はできるだけ下げた方がいいよ』と言われていたのに、欲張って高めの設定にしてしまった」
SPCのアドバイスを素直に受け入れるようになってから、なんと売上はうなぎのぼり。2013年に法人化し、その後、2店舗目となる『LUCIDO STYLE Cube 岡崎百々西店』をオープン。集客に成功し、2年後には売上1,000万を達成。

画像 画像

『LUCIDO STYLE』の成功体験がターニングポイント!

さらに、3店舗目となる『髪質改善 arms cube』をオープンさせるが、客足が伸びず赤字が続いた。「2店舗目の成功体験があったので、箱さえあれば大丈夫だと軽く考えてしまったのです。単価を低く設定していたので、数をこなすことで売上を上げていくしかなく、スタッフも疲弊してどんどん辞めていきました」
SPCに相談したところ、スタッフとの関わり方や教育についてアドバイスを受けた。「確かに、3店舗目は他の者に運営を任せっきりにしてしまって、スタッフとのコミュニケーションや教育を怠っていました。恥ずかしながら、SPCに指摘されてからスタッフとコミュニケーションをとるようになったんです。今思えば、『LUCIDO STYLE』はSPCブランドサロンとしてスタッフ教育がしっかりしていたし、求人も集客も元々のノウハウがあったので、最初からすばらしい人材が揃っていましたね」
その後、『髪質改善 arms cube』でもスタッフ教育に力を入れ、勤務体制や給与面、福利厚生なども少しずつ改善。店舗の売上は右肩上がりになり、スタッフの定着率も上がった。

画像 画像

節目にこだわるSPCイズムで、社内イベントを次々企画!

結果的に、『LUCIDO STYLE』というSPCブランドを取り入れることで、経営者としての考え方ががらりと変わった。「初めてキービジュアル撮影や海外フォトシュート研修に参加した時は、美容室でもこんなことができるんだと目から鱗でした。心踊る空間に身を置くことで、スタッフのモチベーションも上がりますから」
さらに、定例の全国フォーラムや決起大会にも積極的に参加することで、経営者同士のつながり、事業の広がりを実感している。節目にこだわるSPCのスタンスに共感し、自社でも50周年パーティーや入社式、新人歓迎会、ビアガーデン、社員旅行など、季節のイベントを行うようになった。「楽しいイベントは企画の段階もワクワクしますし、スタッフとの距離も縮まりますし、みんなのプラスになりますよね。弊社のアットホームな社風は、スタッフ同士が交流する機会が多いからではないでしょうか」

画像

最高の接客・最高の技術で、お客様に喜んでもらいたい!

SPCと出会ったことで、美容師には何よりも“人間力・接客力”が必要だと気がついた。「お客様に最高の接客をして最高の技術を提供して、喜んでいただくことが私たちの最大の喜びです。人間力・接客力を磨くために、スタッフ同士が常にコミュニケーションを取り合い、家族のような信頼関係を築いています」
街の小さな理容室『モモタローヘアーハウス』は、長い年月を経て、深い愛情と思いやりにあふれた美容室グループに成長。“大家族主義”を体現している『Cube』の躍進は、とどまることを知らない。

馬場 吉孝

INTERVIEW DATA

代表
馬場 吉孝
創業
2013年7月
店舗数
3店舗
スタッフ数
52名
本社所在地
岡崎市井田町字南16-3