東京都墨田区で理美容サロンNEO Hair3店舗とBARBER-BAR1店舗を経営する兼古卓弥さんは、企業の成長にはブランディングが不可欠と考え、行動しています。
2013年、40歳の誕生日を機に経営に専念するようになってから2年後、2店舗を統合移転し、社運をかけて47坪の理美容ハイブリッドサロンをオープン。ブランディングの重要性に気づいた時期だと言います。

2015年にオープンしたNEO Hair曳舟店は、理容・美容とキッズを47坪の同一店舗内に設けた新店舗。4000万円をかけて、メンズスペースはブルックリンスタイルに、レディスはリッチモダンにと、明確な内装コンセプトを掲げて整えました。

ここに、やるべきこと・やらないこと、スタッフを巻き込み、スタッフが役割を理解して主体的に関わる体制、組織のあり方などを明確にする、ブランディングを導入。
兼古さんは、NEO Hairのブランディングを「エフェクトピラミッド」という図式でスタッフに共有しています。

4段階のトップにマネジメント力を置き、基底には現場実行力として技術力・営業力・仲間力・プロ力を置いています。
技術力とは、技術+スピード+デザイン力。
営業力とは、接客+機転+笑顔力。
仲間力とは、助け合い、認め合い、励まし合いプロ力とは、必ず結果を残すプロ根性。と規定。
エフェクトピラミッドの左側は売上増強、右側は組織力の向上として、マネジメントの力を段階的につけていく構想です。売上増強で大切なのはお客様に愛されること、組織力で大切なのはスタッフが定着することです。

合わせて、評価制度も変えてきました。数字=売上と、数字には表れない貢献度の2軸の定量定性評価としたのです。これに伴い、技術検定給を廃止しました。

今、目指しているのは、東京の東部で地域の人々に認知される、他店との差別化が明確なサロンです。

<取材協力>
NEO Hair/株式会社NEO(東京都墨田区)
http://www.neohair.net/

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