三重県にある株式会社GINZA global companyの代表・川崎元晴さんは、理美容室ANDIAMO(アンディアーモ)を四日市市、桑名市、亀山市で計4店舗展開。
生産性が低いままでは、利益の確保、労働環境の改善もままならないと、事業に対する考え方を転換して、新規客のリピート率を29%から平均65〜70%(店舗によって異なる)に、次回予約率を全店舗で50%から90%に引き上げ、快進撃を続けています。
川崎さんは床屋の3代目。実家を継ぐ立場にあり、東京の理容学校を卒業後、横浜の理容店で10年ほど修行しました。
しかし、父が祖父から引き継いだ店とは別に、自身の店を立ち上げたいと考え、隣の愛知県にある理美容店で2年間働きながら開業を準備。
父が法人化した株式会社GINZA global companyの2号店として、2003年4月、当初は理容店を立ち上げました。
これより2か月前に愛知県時代に知り合った女性と結婚。化粧品メーカーの美容部員として働いていた妻は、結婚と同時に美容師免許の取得を始め、夫婦2人だけの店をスタートしたのです。
新婚旅行で訪れたイタリアが気に入り、店は赤煉瓦にアンティーク調のインテリアを配したイタリア風、店名もイタリア語で「さあ、始めよう!」といった意味合いのANDIAMOとしました。
ところが、喫茶店かケーキ屋さんかという印象の店には、女性客しか来ません。
女性のカットも最初からできてしまったとは言え、夜な夜な女性のカットを勉強してお客様の要望に応えられるようにしていたそうです。
その後、スタッフを求人しても、理容店では集まらず、美容師なら集まるという事態に、業態を理美容に変えました。
現在は社員数50名の規模ですが、当初は両親のように夫婦仲良くやっていければいいと思っていたとか。自分の店を持ち、経営の勉強を始めたことで方向転換したのです。
<取材協力>
ANDIAMO(三重県)
https://buff.ly/3CyE45T
※10月26日(火)20:00-21:30、WEBセミナー「驚異のブランディングで新規再来率29%→平均65〜70%に! BE-BARミチオの“成功の秘訣”聞きます」に、川崎元晴さんが登壇します。