岐阜県岐阜市で美容室LUCIDO STYLE BOGL（ルシードスタイルボーグル）を経営するのは牧口晃次さん。2009年に32歳で独立し、ひと月で厳しい現実に直面したことから、売上を確保するためには集客するしかない！と、奮闘。他店にはない魅力を打ち出すことで集客に成功してきました。
1500万円をかけた新店舗は、25坪のフロアにセット面6席、スタッフは、美容師免許を取得したばかりの新人1名、美容学校に通学中の学生1名、レセプション1名にスタイリストである牧口さんの総勢4名での開業でした。
チラシを配り、フリーペーパーに広告も出しましたが、思うように集客できず、牧口さん自身の顧客がいたことで、開業 1ヶ月目はかろうじて100万円の売上。修業した店と同じように回るものだという想定が崩れ去りました。
スタッフは未経験者ばかりで、シャンプーすらままならない状況。朝の開店準備や掃除も、あらゆるお客様対応も牧口さん一人で回しながら、クーポン雑誌に広告を出したり、スタッフに仕事も教えなくてはと、本当に大変な日々を送ることになったそうです。
スタッフ管理に手が回らないでいるうちに、半年ほどで全員が辞めていきました。6席ある店舗内に牧口さんを含めて2人のスタッフしかいない時もあったとか。
この状況を打破するためにも、まずは集客が必要です。来店すればリピートさせるだけの力があったことが唯一の救いだったと牧口さんは言います。
そこで考えたのが、他店にはないものを提供することでした。
当時、デジタルカールが流行っていて、得意としていたことから、形状記憶カールで、巻髪やふんわりが思いのままに作れるメモリーカールとして打ち出し、お試し価格で提示。
すると反響がありました。
＜取材協力＞
LUCIDO STYLE BOGL（岐阜県岐阜市）
https://buff.ly/3kEXhMQ
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