吉市大輔さんは、高知県高知市に拠点を置く株式会社テントの代表取締役社長。2007年に美容サロン「テントヘアー」をオープンして独立し、現在は美容サロン2店舗、トータルビューティ サロン1店舗を率いています。

吉市さんは、両親・親戚が理容店を営む職人一家に育ち、美容師になる道を選びました。
高校時代には東京で修業した美容師のもとでアルバイトをしていたことから、「美容をやるなら東京へ行け」と言われていたそう。
山野美容専門学校へ進み、卒業後は代官山のサロンに就職しました。
当時は空前の美容師ブームで、人気店には数百人の応募があった時代。第一希望のサロンに就職することはかなわなかったものの、美容業界を牽引する代官山で修業をスタートしました。

しかし、1年半でサロン勤めが嫌になり、電気工事のアルバイトなど、フリーターをしていたときに交通事故に遭って、高知へ連れ戻されました。
その後、高校時代にアルバイトをしていた店舗で3年働き、スタイリストデビューしたタイミングで、友人に「サロンを出店するから一緒にやらないか」と誘われて、退職。ところが、その友人が出店を断念したことで行き場を失い、さらにショッピングモール内の美容サロンで5年の修業をすることになりました。

2007年、高知市内に美容サロン「テントヘアー」を独立開業。30歳でした。
15坪の店舗にセット面4面、シャンプー台2台、駐車場2台の店舗に、紹介で入ったアシスタント1名でのスタートでしたが、アシスタントはわずか1ヶ月で辞めてしまいました。

「当時、経営とは経理ぐらいの意識しかなかった」と、吉市さん。
技術があり、売上が上がってさえいれば、サロンは回るものと考えていたため、お客様が来店してくれることに毎日一生懸命で、スタッフは眼中になかったと振り返ります。

その結果、初年度はスタッフが何人か入ってくるものの、すぐに辞めてしまい、定着しないという事態に陥りました。スタッフがいなければ、すべてを一人でこなさなければならず、余裕もないという日々を過ごすことになっていたのです。

自身が修業した代官山のサロンは、激戦区にあってスタッフには厳しいだけ。理容店を経営していた両親も「技術は見て盗め」という世代で、スタッフに向き合う、育成するという話は聞いたこともなかったそう。何をどうすればいいのか、まったくわからずにいたときにSPC GLOBALに誘われたのでした。

<取材協力>
株式会社テント(高知県高知市)
http://www.tenthair.com/
四国SPC GLOBALによる取材記事
http://turningpoint-spcshikoku.com/number-01/

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