▶︎纐纈雅治(こうけつまさはる)さん談話 vol.03/03

SPC GLOBALとの出会いで、経営者としての道を歩みはじめた纐纈さんは、スーパーマーケット内のテナントで成功。そこからは、テナント店を展開し、路面店も本店のVAN COUNCIL恵那店に加え、Cera-Male多治見店の2店舗としています。

路面店での失敗の後、纐纈さんが目をつけたのはスーパーマーケット内のテナントへの出店でした。地元のスーパーマーケットに断られ、1店舗目は100km離れた地でフランチャイズに加盟しての出店となりました。SPC GLOBAL会員からのテナント情報でした。

テナント店はカット中心、客単価は低い営業形態ですが、路面店と同じ技術を導入し、出店1日目にして100人以上のお客様が入り、午後3時には受付終了という大成功。
その話を聞いて、翌日にはスーパーマーケットチェーンの重役が視察に来るほどでした。

ところが、3ヶ月を過ぎた頃に事件が発生。正社員採用の女性店長に対して「あの店長の下では働けない」と、新店舗のために採用したスタッフたちが全員で退職すると言い出したのです。

纐纈さんは、サロンを1日締めて、全員との話し合いの時間を持ちました。
そこでしたのは、スタッフの思いをしっかり聞くこと。改めることは改めること。その上で、纐纈さんが店長を選んだ理由を伝えること、また店長を変えることはしないという宣言でした。店長は誰よりも早く出勤して、ひとりで黙々と床に雑巾掛けをするような勤務姿勢を評価していると伝えたのです。

スタッフが思いを話し始めるまでに1時間以上の沈黙があったり。黙って聞いているように伝えていた店長は泣き出したりという状況でしたが、経営者のブレない姿勢に、2人は辞め、5人は残ることになりました。

スタッフから突きつけられたNoを、Yesに変えるために、何を伝えればよいのか、解決の道筋が描けたとのこと。
纐纈さんは「あの対応が自然にできたことで自信もつきました」と語ってくれました。

現在73歳、SPC GLOBAL岐阜では最古参で、現役の経営者。
承継を予定している娘は、SPC GLOBALメンバーである辣腕女性美容室経営者のもとに修業に出した後、現在は次期経営者として事務などの実務のあらかたを担っています。
娘の子育てがひと段落するまでは頑張ろうと、考えているそうです。

<取材協力>
有限会社トマト(岐阜県恵那市)
https://beauty-tomato.com/

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