▶︎横山健治さん談話 vol.01/03
SPC GLOBAL最大の売上、社員数、店舗数を誇るNeoliveブランドで、株式会社Neoliveを率いる兄を支え、有限会社フィールドの代表としてグループ運営の一翼を担っているのが横山健治さん。SPC GLOBALを立ち上げた横山義幸さんが父親という、理美容業で3世代目のベテラン美容師であり、経営者です。
健治さんは、祖父の代から続く理美容一家の3世代目。三人兄弟の三男で、高校を卒業すると美容専門学校へ進学し、兄達に続いて業界入りしました。
父親はコンテストでも活躍した理容師で、ともに切磋琢磨した理美容師仲間に声を掛け、理美容経営者の団体SPC GLOBALを立ち上げた人。理美容室の多店舗展開を構想し、業界を牽引してきました。創設理事長を3年前に亡くなるまで続けていたレジェンドです。
長兄は美容業界に入ったものの、合わないとして早々に異業種へ移り、次兄と健治さんの二人が、父親の経営する会社に入社して一従業員として研鑽を積みました。
健治さんが入社した頃のサロン名は「よしゆき美容室」で、当時すでに30店舗ほどに展開。低価格、薄利多売のスタイルで、店を増やしながらのれん分けをしていたそう。3世代目が引き継ぐ過程で、ブランドをNeoliveに改め、カット&パーマから技術メニューの幅を広げ、ブライダルや成人式を手掛けたり、トータルビューティを展開したりして、客単価の見直しも進めてきました。
父親の会社に入社した20代の健治さんは、日常業務をこなすかたわら、コンテストに明け暮れる日々を過ごしました。父親である社長がコンテスト重視だったので、必然だったとのこと。さまざまなコンテストがある中で、健治さんが選んだのはセットヘアでした。
コンテストに出場するからには優勝が当然という環境で、優勝を逃すなどして、3度ほど父親に坊主にされたこともあったとのこと。安定した経営基盤を築き上げた父親の会社で、恵まれたポジションではありますが、父親の存命中は、周囲の人々から「大変だよなぁ」と言われる日々だったそうです。
セットで力をつけたことで、成人式に興味を持ち、Neoliveでも成人式を手掛けるようになりました。初めは健治さんが知り合いのサロンで成人式を手伝って「人生の節目のお手伝い」に意義を感じ、導入してきたそうです。
<取材協力>
Neolive(有限会社フィールド/東京都)
https://www.neolive.co.jp/salon/
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