加藤武彦さんは、愛知県豊橋市で、設立20周年となる株式会社エイティーンインターナショナルをはじめ、3つの企業、2つの事業協同組合、企業主導型保育園、学校法人を展開する経営者。自社の事業承継の道筋をつけ、美容業界の後継者問題にも向き合っています。

加藤さんが活動拠点を置くSPC GLOBAL豊橋本部は、若手経営者のための勉強会が活況です。後継者がいない会社は潰れる、これは全産業で中小零細企業の課題になっていますが、SPC構成員にとっても、難しい問題とのこと。

そこでSPC会員の後継者候補を対象に、次代を担う経営者として教育する場を設けたのだそう。株式会社エイティーンインターナショナル・エイティーンエンタープライズの後継者である梶岡宏美さんをはじめ、同世代のメンバーが集い、経営の勉強を重ねています。

加藤さんは、この取り組みによって存続する会社が増えるきっかけをつくりたい構想。
スタイリストや店長を経験するだけでは、経営はわからないからです。

取り組みに賛同した経営者が、自社の右腕スタッフなどを参加させ盛り上がってきたことで、「現状ではパート社員しかいないが、誰か行かせたい」という経営者も出てきているとのこと。30代の若い世代が集う会は活気があり、承継予定者の横の繋がりも生まれています。さらに指導にあたる会員にとってもやりがいのある状況になり、他のエリアからも注目されています。

現役の経営者=ピッチャーも、事業を受け継ぐ次世代=キャッチャーも年をとります。
次世代が50歳、60歳になってから考えるのではなく、早い段階で勉強することが必要だと加藤さん。

「お客様が個人情報を一方的にしゃべるので、美容師は情報のプラットフォームになり得る。美容に関わるさまざまな事業の可能性を持っている」とも指摘。

美容サロンの経営を譲渡したのちは、美容専門学校の課題に取り組むとのことでした。
そのほかにも、美容師の可能性を広げるアイデアを形にしてくれそうです。

<取材協力>
株式会社エイティーンインターナショナル(愛知県豊橋市)
https://www.eighteen-international.com/

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