▶︎松井理砂さん談話 vol.01/03

神奈川県横浜市に本社を置く株式会社アールエムコーポレーションの代表取締役社長が松井理砂さん。1999年に独立開業し、直営のエステサロン3店舗、系列店2店舗とオリジナルの化粧品の開発・販売などを手掛けています。

松井さんがエステ業界に入ったのは、自身の望む優先順位で仕事を選んできた結果。
振り返ってみれば、経営的な思考法はこのときから培われてきているように思うと、松井さんは言います。

専業主婦だった松井さんは26歳でシングルマザーになり、このままでは経済的な不安を抱えていくことになる、子どもの未来を守るために稼ぎたい、と働き始めたそう。
このときに時間の使い方を自身で調整できるのは営業職と考え、8年間で4社に勤めました。

ほぼ2年ごとの転職で大手化粧品メーカー3社に勤めたあと、最後の2年は、家から近いという理由でエステサロンに美容商材を卸している会社に勤めました。この会社がBtoC商材の直販を始め、直営サロンを立ち上げたことで、店長に就任。8名のスタッフで月商3000万円以上を売り上げていました。技術10%・物販90%がその内実。会社は直営サロンを10店舗以上に拡大しました。

営業職なら時間の使い方を自身で調整できると始めたものの、仕事を始めると全力投球するタイプで、現実は連日深夜まで働くといった状況。最初の6年間は生活が厳しく、キャッシングを利用することもたびたびだったそうです。

美容商材の卸会社に2年勤めたところで、社長に相談し、この会社から600万円相当の融資を受けるかたちで、横浜では初のまつげカール専門サロンを独立開業しました。

営業職は、お客様の問題を解決し、欲しいと思ってもらう提案をする仕事。美顔器を電話だけで販売するといった、高度な技術を要する営業経験もしてきたことで自信もついていたそうです。

当時のエステ業界は高級で敷居が高く、押し売りも強いという印象だったので、誰でも入りやすい身近でリーズナブルなエステ、また来たいと思ってもらえるおもてなし重視を目指しました。

ところが開業から6ヶ月、思うようにお客様が来ません。美容商材卸会社の社長から「あきらめて戻ってこい」と言われて、現実に気づいたそう。そこから、サラリーマンだと時間や休みを自分で決められず、子どもとの時間がコントロールできない生活に戻ってしまうと考え、全力で仕事に向き合ったのです。

<取材協力>
株式会社アールエムコーポレーション(神奈川県横浜市)
http://www.rmcorporation.jp/

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